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ロードディスク、Tarmac Discの場合

ひととおり乗り回せたと思うので、そろそろまとめてみます。
主にリムブレーキ版のS-WORKS TARMAC SL6と比較して思う事を書き綴っておきます。

目次

要は専用設計、そしてスルーアクスル

ロードディスク、Tarmac Discの名の通り、ブレーキにばかり目が行きがちですが、私が一番注目しているのは、車軸の部分「スルーアクスル」。

高剛性な軸(アクスル)がフレームとホイールを貫通(スルー)し、強固に一体となるところからそう呼ばれます。ロードでは前100×12mm、後ろ142×12mmの規格の採用が進んでいます。

このシステムのおかげで、従来のクイックのシステムでは考えられないほど車体と車輪の一体感が生まれます。クイックのシステムでは車体と車輪が別々に動いているんではないかと思えるくらい違いを感じるほど。

さらにスルーアクスルはハブベアリングに無理な力を掛けないようで、ホイールがすこぶる良好。

この2点のおかげで、下り坂がいつもよりなんだか速い。速度を保ったままコーナーに突入しても狙った通りに曲がっていくので、速いのに攻めていってる感覚がなく、安心感さえあります。

もちろんディスクブレーキの制動力からくる安心感もありますけどね。

ブレーキフィーリングはいたって普通

“制動力からくる安心感”と書きましたが、良い意味でめちゃくちゃ効くブレーキではありません。
今回のバイクでは、SRAM140mmローター(一番径の小さいやつ)にして意図的に落としている部分もありますが。

握り始めて制動力がガツンっといきなり立ち上がることなく、非常にコントロール性に優れてます。もちろん強く握り込めばディスクブレーキらしい高い制動力が得られます。

雨天時に走る機会があったのですが、悪天候でも制動力の落ちが少なかったです。もちろん路面は滑りやすくなるので、そちらの注意は必要ですよ。

リムブレーキモデルとの走行フィーリングの違い

簡潔に表現すると、リムブレーキはライトウエイトスポーツカーのようなキビキビとした俊敏性、ディスクブレーキはドイツ車のようなビシッとした安定性と感じました。

突起物のないスッキリとしたアスクル周り。クリーンでエアロ的にも有利そうな印象です。アクスルの脱着には6mmのヘックスレンチを使います。締め付けトルクが高いので携帯ツールは柄の長いものがオススメです。

S-WORKSグレードでは完成車・フレームセット共に、このアクスルの他にRWSスキュワータイプ(レバー付き)のアクスルも付属します。

S-WORKS完成車には、ペダルを踏む力を計測出来るパワーセンサー付きのS-WORKSカーボンクランクが付属します。

これは今のところ、S-WORKS TARMAC DISC完成車でしか入手する事が出来ません。

重量についてですが、僅かに重くなっています。これだけのパフォーマンスアップを僅かな重量増で叶えているのですから、デメリットにはならないです。

参考重量

S-WORKS TARMAC SL6 RIM 6.81kg
(サイズ49cm、SRAM eTap、ROVAL CLX32)

S-WORKS TARMAC SL6 DISC 6.84kg
(サイズ49cm、シマノDura-Ace R9170Di2、ROVAL CLX32disc)

 

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